かめぶろぐ

毒にも薬にもならないことなど

一人暮らしの非常食にはレトルト介護食がおすすめ

本日、無事退院しました!

 

3度目の入院で、今回は一人暮らしになってから初めての入院。

そのため、退院後の準備を万端にしておきました。

この備えが功を奏したのでまとめておきたいと思います。

 

一人暮らしの非常時の備えとしても、役に立つと思います。

 

 

私の現在の状態について

エナメル上皮腫という病気で入院しました。

顎の骨の中に腫瘍ができる病気です。

この腫瘍を周りの骨ごと削り取る手術を行いました。

 

今、右下顎がパンパンに腫れています。

 

食事の際は口の左側だけ使える状態です。

そのうえ、顎と口腔内に痛みがあるため、現在噛む力はほぼありません。

 

入院中はお粥とペーストや細かくしたおかずをもそもそと食べていました。

 

退院後の食事メニュー

退院後は自分で食事を用意する必要があります。

退院したとは言っても病み上がり。手術してからまだ4日です。

 

一人暮らしのため、料理を用意してくれる人はいません。

この状態で食事を作るのはかなり酷ですし、外食やお惣菜に今食べられるメニューはほぼありません。

 

そこで私が用意しておいたのが、介護食です。


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「やさしい献立」シリーズ。

レトルトパックで常温保存できます。

 

写真の他にも種類があります。


やさしい献立|介護食|キユーピー

 

この介護食と汁物(めんつゆや白だしをお湯で割っただけのもの)が退院後のメニューです。

あわせて温泉卵やヨーグルトも食べました。

 

介護食でも美味しい

「介護食ってあまり美味しくなさそう」という勝手なイメージを持っていましたが、食べてみると普通に美味しかったです。

大根の食感がちゃんとあることに感動しました。

それでいてよわよわな私の顎でも食べられる柔らかさ。

「食事をしている」という実感があります。

 

衣・食・住のひとつである食事。

食事を美味しく食べられることは、豊かな生活の基盤だと思います。

 

ユニバーサルデザインフード

一般的に介護食と呼ばれる食品を「ユニバーサルデザインフード」といいます。

日本介護食品協議会によると、ユニバーサルデザインフードには「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4段階があるそう。

それぞれ柔らかさやとろみが異なります。


わかるユニバーサルデザインフード|日本介護食品協議会

私が食べているのは「歯ぐきでつぶせる」タイプです。

 

非常食に介護食がオススメな理由

非常食セットにお粥のレトルトが入っているのは見たことがありますが、毎日お粥を食べるのは飽きます。

入院中はお粥+主菜、副菜、デザートの組み合わせでしたが、病院食でおかずの味が薄めなのもあって飽きました。

その点、「やさしい献立」シリーズはお粥だけでなくおじや、うどんなどもラインナップに揃っています。

おかずのメニューを色々と楽しめるのも嬉しいところ。

 

レトルトパックのため、器に開けてレンチンですぐに食べられます。(湯煎もOK)

 

非常食は健康な時に用意しがちですが、地震や災害などの非常時だけではなく、病気になった時のことも考える必要があると思います。

風邪で喉を痛めると飲み込むのがつらい時がありますよね。

そんな時にユニバーサルデザインフードが役立ちます。

 

非常食はアルファ米などの「一般的な非常食」だけでなく、ユニバーサルデザインフードもあると安心です。

特に、一人暮らしで近くに頼れる人がいない場合は、自分が動けなくなった時のために備えておくとよいでしょう。

 

まとめ

 

今現在、手術後の痛み・微熱・倦怠感があり、本調子ではありません。

痛いので顎はなるべく動かしたくないです。

それでも「料理をしなくてよい」という安心感に助けられました。

入院前に用意していた私、グッジョブ。

 

ユニバーサルデザインフードは他のメーカーからも様々な商品が出ています。

顎の状態が戻っても引き続き非常食として備えておきたいです。