かめぶろぐ

毒にも薬にもならないことなど

野次と暴言と時代

一部の阪神ファンによる「くたばれ読売」コール問題について、阪神が公式Twitterで注意喚起。

 

【観戦マナーに関するお願い】
今シーズンもご来場のお客さまひとりひとりが観戦マナーを遵守し、すべての皆様が楽しく快適に観戦できる環境を作り上げ、健全な応援でチーム・選手を鼓舞していただきますよう、心よりお願いいたします。

 

阪神タイガース(@TigersDreamlink)

 

能見さん(44)が出てる動画まで発表していて、球団の本気度が伺える。

私は巨人ファンだが、能見さんがタイガースにとって“そういう人”なのは私でもわかる。“あの能見さん”が言ってるということに驚いた。

 

実際、職場の先輩(阪神ファン)とこの話をした時、「能見の話なら聞く」と言っていた。

 

 

コンプラ遵守が叫ばれる昨今だが、まさかプロ野球の応援について球団自ら呼びかけるとは思いもしなかった。“時代”だなあ、と思う。

 

「商魂込めて」や、突撃4連の「くたばれ読売そーれ逝け逝け」は最早阪神お家芸みたいなところがあるので聞き慣れてしまっている。(慣れたくはない)

 

私が初めてプロ野球を現地観戦した中学生の頃には、既にお決まりの伝統芸だった。

そう考えると多くの子供が「死ね」「くたばれ」「地獄に堕ちろ」などのコールを聞いてしまっているのは悲しいことだ。

 

私自身、くたばれコールに不快感を覚えているにも関わらず、それがいつしか当たり前になり、今回の阪神球団の発表に「よく言った!」ではなく「球団がそこまでやるの?」と驚きの方が勝ってしまった。

 

当たり前だと感じているのも、昭和・平成の考え方なのだろう。今や時代は令和。考え方もアップデートしていかないといけない。

 

しかし、今後阪神は侮辱的な野次や替え歌に対してどう対処するんだろうか。

注意を受け入れないような一部の悪質なファンは出禁にするなどの強い処置を取っても良いのでは?とも思うが、アルコールが入った状態の行動をどこまで制限するのか難しい場合もありそうだ。

 

 

そもそも、ここまでアンチが多いのも今までの球団の振る舞いや球団関係者の言動から来ているのは、巨人ファンの私とてもちろん承知のこと。

だからといって誹謗中傷が許されるわけではないが、根深い問題であることも事実。

 

 

時代がまた移り変われば、このような習慣も淘汰されていくのだろうか?