かめぶろぐ

毒にも薬にもならないことなど

東京出身者の地方移住へのメリット・デメリット

コロナと地方移住

 

新型コロナウイルスにより、イベントが軒並み中止、外食や旅行は不謹慎とされ、日々の買い物でさえ単独行動を推奨されながらも、通勤のために多くの人が満員電車に揺られる……2020年現在の東京。

 

コロナ禍で地方への移住を検討する人が増えているそうです。

かく言う私も、来年、北海道に移住する予定です。


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以前は「絶対に東京を離れたくない」と思っていました。娯楽が多いので。

東京での社会人生活に疲れていることは自覚していたので、「コロナ禍で東京にいたくない」というのが移住の後押しとなりました。

 

 

移住する前に、メリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

 

 

東京在住のメリット(地方移住のデメリット)

 

 

■ 生まれた街であるということ

 

私は東京都練馬区出身。

生まれも育ちも練馬で、現在も練馬在住です。

東京に生まれたことは嬉しく思っています。

圧倒的に生活が便利ですからね。

「東京都23区出身」というのもステータスとして誇らしく感じます。

練馬区とは言え端の埼玉寄りだから余計に都民への拘り……というのはあるかもしれません(笑)

 

 

■ 友達が多い

 

友達との距離が近いのもメリットですね。

小学校・中学校は地元(練馬区)、高校は豊島区、大学は世田谷区なので知人・友人はほぼ東京にいます。遠くても埼玉・神奈川・千葉の3県在住。

コロナで外出自粛となる直前までは、食事や買い物で頻繁に友人と会っていました。

北海道へ移住すると会える頻度も減りますね。

正直、寂しいです

 

 

■ 娯楽が多い

 

また、私は多趣味です。

ロードバイク・野球やバスケなどのスポーツ観戦・油絵・食べ歩き・一人旅……東京で困ることはほぼないです

東京ドームや神宮球場へ年に何度も野球観戦に行けるのも、上野や六本木へ気になる展示を見に行けるのも、東京にいるからこそであって、当たり前のことではないんですよね。

オタクなので、コミケやコラボカフェなどのイベントにも参加したいですね。


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幕張のサイクルモードに自走で行くのも叶わなくなるのか……。

 

移住先は映画を見に行くにも、車で片道1時間かけて隣の市のイオンまで行かなければなりません。

今は映画館まで自転車で10分なのに。

 

「娯楽が多い」のは東京の一番のメリットだと感じますね。

まあ、「いつでも行ける」と思ってるうちに行かずじまい、なんてこともありますが。

 

 

■ 交通の便が良い

 

東京のメリットとしては「交通網が発達している」というのも捨てがたいです。

電車・バスの本数が多く、道路網も発達しているためどこへ行くにも不便しません。道路の舗装が綺麗なのもポイント高いです。(ロードバイクに乗るので)

 

特に車が欲しいタイプでもない限り、持たなくても生活できます。

実際、我が家には自家用車がありません。

免許は持っていますが身分証としての役目が9割。

 

東京は狭いのでロードバイク1台で割とどこへでもアクセスできますね。趣味と交通手段を兼ねて一石二鳥です。

 

 

地方移住のメリット(東京在住のデメリット)

 

逆に、東京在住をこれから続けることのデメリットを考えてみます。

地方に行ったことはあっても住んだことはないので、

ここで触れる「地方のメリット」は想像の範疇です。

 

 

新型コロナウイルスの感染リスク

 

まず一番はなんと言っても新型コロナウイルスへの不安。

感染者数は一時より落ち着きましたが(2020年9月現在)、相変わらず東京都の感染者数は他県より多いです。

 

色々な場所から人が集まるのが東京ですから、

避けようにも避けられない感染リスクが付き纏います。

ホント、勘弁して欲しい。

 

 

■ 人が多くて疲れる

 

人が多いというのは賑やかで良いですが、

満員電車や渋滞などの弊害も生みます。

特に満員電車はコロナ禍でなくてもストレスの元。

 

「コロナ禍で疲弊した東京を抜け出して、

地方でのびのびとストレスフリーな生活を送る」

というのは、なんとも魅力的な話です。

 

 

■ 人間関係

 

また、東京は人間関係がドライだそうです。

「だそう」というのは、東京出身者としてはこれが「普通」なので、さほど嫌に感じたことがないからです。

 

旅行などで地方に行って人の温かみに触れて嬉しく思った経験は何度もあります。

宮崎への旅行から東京に帰ってきて、駅で知らないオジサンに肩をぶつけられた時はいい気はしませんでしたが、「これこれ、東京って感じ~」と感じました。

もしかしたら小さなストレスがある状態が「普通」になっていて、知らず知らずのうちに摩耗しているのかも。

 

私の住んでいる練馬はベッドタウンで、緑も多いので都心部の「冷たい東京」のイメージはありません。

とは言え地方のような住民同士の濃い付き合いはないですね。

 

こういった「冷たい東京」「ドライな東京」は移住してしばらく経ってから分かるのかもしれません。

 

 

■ 物価の違い

 

また、一般的に地方は物価が安いのも地方のメリットのひとつ。

特に東京の家賃はべらぼうに高いです。

食費もバカになりません。安いだけでなくその地域の物を新鮮なまま頂けるのも嬉しいポイント。

 

北海道と東京のスーパーを見て、一番違うのはやはり海産物。

私は食べることがとても好きなので、食材が美味しいのは最高ですね。

 

 

■ 東京は就職先の選択肢が多い

 

私が移住に際して一番不安なのが仕事。

求人を色々と見ていますが、数が少ないためどうしても選択肢が限られてきます。

条件で絞り込んでいくような、東京での就活のイメージとは異なりますね。

 

移住後ではなく、今の職場に在職中に次の仕事を探しておきたいところです。

面接のために北海道に行くことになるのかな。それはそれで面倒……(笑)

 

 

移住する前に

 

地方移住はデメリットもありますが、良い面も多いです。

 

移住後の生活を良くするには、自分でどれだけ調べて動くことが出来るかにかかっていると感じました。

何が重要なのかしっかりと吟味し、エネルギッシュに動きたいですね。