友人に飯に誘われた。
塞ぎ込んで酷い状態だったが、
これを断ると次がない気がして行った。
気合いを入れれば乗り切れると思った。
駄目だった。
体力が持たなかった。
誘ってくれたのに。時間を設けてくれたのに。
なんでざまだ。失礼が過ぎる。
私には釣り合わないほど立派でちゃんとしていて優しい友人がいるのが何故なのかよく分からない。
大学時代にサークルが同じだっただけだ。
社会人になってまで私を友人扱いするメリットなど1ミクロンたりとて無いのに。
休日に私を誘う理由が分からない。
生きているのが申し訳ない。
私みたいなゴミカスゲロ生物のために時間を割かせて申し訳ない。
きっとこう思うことですら侮辱に当たるのだろう。
人の好意をきちんと受け取れない。
人が好きになってくれる私を肯定できない。
試し行動をしてしまう。
子供じみている。甘えだ。
こんなことを繰り返していてはいつか愛想を尽かされる。
駄目だ、駄目だ、きちんとしないと駄目だ。
駄目なのに。何も。何も出来ない。
帰ることすら億劫で、考えるのも憂鬱で、やっとの思いで帰宅して、ベッドに直行して、一通り自己嫌悪をして、いま、これを書いている。
感情がしっちゃかめっちゃかで、もう、なにも、何も分からない。
いっそ責められて踏み躙られて馬鹿にされた方が楽だ。
人を憎む方が私には合っている。
醜い憎悪に支配された愚かな生き物になりたい。
誰にも必要とされない。
死ぬべき人間になりたい。
殺して欲しい。
自死する気力がない。
意気地無し。
友人に飯に誘われて、
たわいもない話をして、
またねと言って別れるのは、
幸せなことのはずなのに。
何故こんなにもしんどいのか。
幸せを幸せと受け取るだけの体力が欲しい。
幸せを受け取ってもいいんだと思えるだけの肯定感が欲しい。
疲れた。
普通になりたい。