近年、ロードバイク離れする女性が多いらしいです。
女性目線で考えた、ロードバイク離れの理由についての動画がありました。
一時期、ロードバイク人気の立役者となった漫画『弱虫ペダル』。
アニメ化で多くの女性ファンをロードバイク界隈に引き入れたと言われています。
推しと同じロードバイクに乗りたくて、
決して安くはない買い物をした「弱ペダクラスタ」たち。
買ったはいいものの、月日の経過とともにロードバイク離れした人も少なくありません。
『cyclist』のコラムに20代女性からの相談が寄せられていました。
「栗村修の“輪”生相談」は20代女性の悩みに回答。今回は本格的な人生相談になっています。某ロードバイクの漫画とアニメにハマり、ロードバイクに手を出したという質問者の女性は、ある時から一種の壁に当たってしまったそうです。https://t.co/MfgF2j7BsM pic.twitter.com/AIbSSfPTD8
— Cyclist(サイクリスト) (@cyclist_sanspo) 2020年9月8日
20代女性「中途半端な気持ちでロードバイクに乗るのが苦痛になってしまいました」 | Cyclist
相談内容を一部引用しますね。
(かなり省略しています)
社会人の1年目の頃に某ロードバイクの漫画とアニメにハマり、ロードバイクに手を出した所謂オタクです。
ロードに乗り始めた頃は楽しくて仕方ありませんでした。
ところがある時からロードバイクに乗るのが苦痛になりました。周りの人と比べるとパッとしないなと思ってしまいます。
さらに漫画への熱が当初より冷めたことで自転車離れはさらに加速。自分はロードバイクが好きなのではなく、漫画が好きで乗っていたただのオタクであったことに気がついてしまいました。
楽しく自転車に乗る手助けをしていただけないでしょうか。
(20代女性)
「某ロードバイクの漫画とアニメ」……言わずもがな、『弱虫ペダル』でしょうね。
相談者さんの気持ち、ものすごく分かります。
私がロードバイクを購入したきっかけは弱ペダではありませんが、
弱ペダを読んでロードバイクに乗るのがより楽しくなりました。
クロスバイクに乗っていた頃、
軽々と抜いていくロードバイクに憧れたのが
最初のきっかけです。
給料を貯めてMERIDAのロードバイクを購入しました。
ちなみに2台目をBianchiにしたのは荒北靖友推しだからです。(笑)
【ロードバイク新車】Bianchi Sprint Disc 納車したので早速輪行して北海道に行った話 - かめぶろぐ
買った時はテンション上がりましたね。最高。
推しと同じロードだぜ。優勝じゃないか。
ところでロードバイク界隈は、独特の閉鎖的な雰囲気があるように感じます。
ユーザーの殆どが男性のコミュニティに女性が入るからそう感じるのかもしれません……。
推しへのエネルギーだけでロードバイクを購入したオタク、レースに出るなんてハードルが高すぎます。
むしろロードバイクが納車された時点でかなりの満足感がありそう。
近所でゆるポタをして、余力があれば聖地巡礼に行
きます。
しかしゆるポタ中心のオタクに、箱根を上る脚力もやる気もないでしょう。
私にもないです(笑)
いつかは行きたいですけど……。いつになるやら。
冒頭の相談者さんは、ビワイチや富士ヒルを完走しています。大したもんですよ。
それでも『周りの人と比べるとパッとしないな』と思うのは、趣味で続けるにしてはあまりにもしんどい。
ロードバイク離れした弱ペダクラスタの多くは、推しへのエネルギーより、
ロードバイクに乗ることのキツさが上回ってしまったんだと思います。
体を動かす趣味ですから、人によって得手不得手があるのは否めません。
趣味は周りの人と共有して楽しむ面もあるので、同程度の体力と同程度の熱量の人と巡り会えたら最高なんですよね。
女性同士でも仲間や友人との差が開いて劣等感に苛まれるのは避けたいところ。
また、男性中心のコミュニティでは、女性が「ロードしんどくなってきた」と相談したところで「ポジションがどうこう」「ホイールを変えてみたら」などの解決策を提示されるのが目に見えています。
女性が一般的に、解決策ではなく共感を求めるのは性差なので致し方ないです。個人差はありますが。
趣味ですから、それぞれのロードバイクへの向き合い方があっていいと思います。ゆるポタ中心とかね。
とは言っても、上には上がいて、ついつい上ばかり見てしまうもの。
レーパンやビンディング、各装備など、「ローディ」として相応しい格好をしないとダメ出しをする“おじさん”もいますが、気にせず自分の楽しいことを楽しみたいものです。
弱ペダから入った人は、推しへのエネルギー以外にもロードバイクの楽しみを見つけておくといいんでしょうね。
私はライド途中のコンビニ休憩の時間が好きです。
食べるの大好きなので!!!
「めっちゃペダル回してるから実質カロリーゼロ」とか思いながらコンビニスイーツ食べてます。
おいしくてたのしい。
ロードバイクの身軽さや爽快感・達成感は他に替え難いので、広く魅力が知られれば良いと思います。
他人任せではなく、自分からも発信していきたいですね。
自転車旅からのアプローチなど。
峠越えもしたことのないヘナチョコなので
たくさん遠出したい。
したいじゃない、するぞ。