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毒にも薬にもならないことなど

【感想】機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション HDリマスター

1ヶ月前の話になりますが、『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINYスペシャルエディションHDリマスター 劇場上映完走しました。

鑑賞後に脳直でTwitter壁打ちしてた時の文章ほぼそのまま転載します。完全に自分用。なお文脈なんてものは存在しない。


※一応言っておくと私は幼馴染の腐女子です
※人を選ぶような話は極力しないけど漏れ出てはいます
※作中で描かれている男女の恋愛関係も大好きなのでそういう話もします

 

 

 

 

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私これまでの人生でガンダムSEEDはバカほど見てるし内容分かってるはずなのに、やっぱりキラに感情移入して泣いた。
感情移入して心が死んだけど、それでも、令和の時代にガンダムSEEDがスクリーンで見れることはすごく幸せなことだと思います。
スクリーンで浴びる『あんなに一緒だったのに』、沁みる…。五臓六腑に効く……!!

にしても。幼年学校の親友とヘリオポリスの友達を天秤にかけさせるの、本当にさ、そんなのってないよ。
キラは!戦争と遠いところに居たくて!だからヘリオポリスにいたんだよ!
それだけの!ただの学生の16歳の男の子なんだよッ!!!
…え……これで新作で闇落ちすんの?
散々だよ。もうやめてやれよ。キラがなにしたってんだよ。
好き好んでスーパーコーディネイターに生まれたわけじゃねんだよなあ!?

今でこそ「曇らせ」とか、概念が言語化されて共通認識となったけど、SEEDって初めから終わりまで一貫して「キラ曇らせ」だよな。
ウッ……でもやっぱり私はこの作品が死ぬほど好きだ……。

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オーブがいくら中立国とはいえ、実際に地球に降りて暮らしているコーディネイターがどれほど居たんだろうか?
地球にもザフトの軍施設はあるし地球にもコーディネイターが居るのは分かってるんだけどさ。そもそもプラントの収容人数はコーディネイターの総人口に対して足りてないし。
オーブ本土でもコーディネイターを受け入れているけど、コロニーの方がよっぽど過ごしやすいのかもなって思った。
「中立国オーブの所有するコロニー」って、親がナチュラルで子はコーディネイターっていう第1世代の家庭にはちょうど良かったのかもしれない。
(シンは第2世代だから事情が違ってくるけど、アスカ家のようにコーディネイターだけど地球を選ぶ家庭もあるから、一概には言えないかも?)

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キラは自分の言葉でハッキリと「でも僕らはそれが嫌で、戦いが嫌で中立のここを選んだんだ」って言ってる。
親が選んだからというよりはキラの中に「戦争は嫌だ」「戦争から遠いところにいたい」っていう意思があるんだと思うんだよな。

キラが幼年学校でアスランと別れたのが13歳、それから1話時点のヘリオポリスのカレッジにいたのが16歳、その間に将来や進学を自分で考えてオーブやヘリオポリスを選んだのかな。
SEEDの世界だと成人年齢13とか15とかそのへんだから(設定資料によって違う)、作中で描かれてるキラやアスランって現代日本の高校生や大学生を想定されてるはずなんだよな。あの世界での新成人の精神年齢がどれほどかまでは分からんけど、まあ自分の意思で選択する年齢だろうとは思うんですよ。
16歳って見ると子供に見えるけど、あの世界線なら大人として独り立ちしていく年頃なんだよな。それを考えると「戦いが嫌で中立のここを選んだ」のセリフは、思ってたより強い意志の現れなのかも。

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ところで私はアスランが狂おしいほど好きですがスクリーンで浴びるアスランはすごいね。
ガンダムSEEDは何度観ても面白いと思うし、物語に引き込まれるし、本当に好きだし、アスランはかっこいい。

キラがラクスを引き渡したシーン、アスランはキラに「お前も一緒に来い」と声をかけるけどキラはその手を取れない。アスランからすれば無二の親友のキラに他の友達の方が大事って言われたようなもんじゃん?悲しいね……。
それで「ならば仕方ない 次に会う時は 俺がお前を撃つ」と声を絞り出すアスラン……。親友と敵同士になって、顔突き合せても言葉を交わしても、同じ方向を向けなくて戦うしかないことが分かって。それでも躊躇してしまうアスラン……。
なぜ殺し合わねばならんのか、親友だぞこの野郎。
戦闘モードに切り替わったキラの方がよっぽど躊躇なく引き金引けてしまうのかもなって思った。
その代わりキラはストライク降りた後でメンタルに反動が来るという……。
この先キラはストライクのコクピットに寝泊まりするようになる。それって戦闘に取り憑かれてしまうってのもあるけど、ストライク降りるとキツイからってのもあるかもね。
ストライクに乗ってれば……みたいな。一種の暗示というか。

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コズミック・イラの設定は、この世界が戦争状態であることや大量破壊兵器が登場することに納得出来てしまう恐ろしさがある。
ナチュラルとコーディネイターの対立」の違和感のなさは歴代ガンダムシリーズの中でも秀逸。
憎しみがあまりにも強すぎる。

カトーゼミのみんなは普段からキラと近くにいて、キラが第1世代のコーディネイターであることも理解してる。
けれど、キラと友達でいるのはキラの人間性を知っているからであって、コーディネイターという存在そのものに対しては少なからず思うところがそれぞれある…ってのが妙にリアルでエグイ表現だと思う。
フレイの意見に対して「そんなことない」なんて言う子が一人もいないんだよね。
トールとミリィはカトーゼミの中でも特にキラと親しいけどキラ以外のコーディネイターは怖いって思ってそうなのが、この世界のなんとも言えない気持ち悪さを感じる。

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ラクスの「でもあなたが優しいのはあなただからでしょう?」はSEEDシリーズでも上位に入る名言だよな。いい言葉だよ。
キラが優しいのはキラだからなんだよ。本当にそう。ラクスの言う通りなんだよ。
それなのに後々「戦士として生きることが彼にとっての幸せ」(意訳)みたいなことをデュランダルに言われるじゃん。
新作はそのディスティニープランが色濃く残ってるらしいじゃん?なんかもうなあ…既につらいよなあ……。
スーパーコーディネイターが人類の夢の先、叡智の結晶だとしても、ただ戦士でしかないと言われるならそれはもう人間ではなくて兵器と同じこと。連合のブーステッドマンやエクステンデッドのような生体CPUと何も変わらない。

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キラって元々穏やかで優しい子なんだよね。
曇らせが酷すぎてすっかり心を閉ざしてしまったけど。。。
物語冒頭でトールとミリィがキラに話しかける時のほわ~っとした空気感がすごく好き。
トールもやさしい子じゃん。
トールはどちらかと言うと明るくて楽しいヤツって部分が目立つけど、人を思う優しさが色んな所から伺えて、そういう穏やかな波長がキラと合ったんだろうなあ。
ストライクから降りたキラがムウに初対面で「君、コーディネイターだろ」って言われた時に反射的にキラの前に出て庇うトール、ほんといいやつだよな。

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ザフトの強襲を受けるヘリオポリスで、キラとアスランが再会する場面。あれってキラからしたら「銃やナイフを持った軍人が明らかな殺意を向けてきている」状態じゃん?怖いよね普通に。
しかもその「軍人」が親友って…混乱するよね。
ドラマCDで幼年学校の頃の2人を聞いてれば分かるけどキラもアスランも穏やかな子なんだよね。自ら争いに身を投じるような性格ではない。
本来ならアスランって争い事は避ける人だと思うんだよね。そう思ってた親友がナイフ振りかざして向かってくるの想像するだけで怖い。
実際キラも戦場でアスランと退治する中で「君こそなんでザフトになんか」「なんで戦争したりするんだ」って問いかけてるし、あの時のキラにとってはアスランザフト軍って結びつかない存在なんだろうな。

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幼年アスランの「本当に戦争になるなんてことはないよ、プラントと地球で。キラもそのうちプラントに来るんだろ?」の台詞は子供ゆえの無知というか楽観というか希望的観測というか。
キラが第1世代のコーディネイターだということを考えればヤマト家のプラント移住は無さそうだよね。
アスランは父親がプラントのお偉いさんなので移住するのは必然なんだよな。既にアスランとキラの通っていた幼年学校ではプラントに移住する子が何人もいたし、ザラ家はむしろ遅いまである。
ナチュラルの両親を持つキラと、コーディネイター至上主義者の息子のアスランが親友でいれたのは、母親同士が仲良かったからなんだよな。
パトリックはレノアがヤマト夫妻と親密なのを嫌がったみたいだけどね。
レノアも農作物研究っていう自分の仕事があるから昼はアスランを見てあげられない。そうしたら息子と同い年の子を育ててる親友がいるなら、近くに暮らすのは母親として当然だよな。
アスランって「父親と息子」としてパトリックと過ごした時間ってほぼないんだろうな。「軍のトップと1人の軍人」として関わった時間の方が圧倒的に多いんだと思う。
少なくとも幼年学校時代は父親はプラントで仕事してて、月のコペルニクスではレノアとアスランの二人暮らしだった。
幼いアスランにとってキラの両親は家族に近い存在で、ナチュラルだとかコーディネイターだとかあまり気にしたことないんだろうな。キラがコーディネイターならキラもプラントに来るはずだって信じて疑わない。
ヤマト家がプラント移住無さそうなのはヤマト夫妻がナチュラルだって言うのもあるけどキラがヤマト夫妻の実子じゃないってのもあるよな。カリダの姉の子だから。

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そういえばスペエディ第一部ってアルテミスは全カットなんだね?(今更)
スペシャルエディションは一応全話見たけど、TVシリーズは擦り切れるほど見返しているのに対してスペエディは片手で数えられるくらいしか見てない。初見みたいな感想ばかりで恥ずかしいんですけど、、、新鮮な気持ちで見れるから私は楽しい!あまりスペエディの記憶が無い!胸を張って言うことでもない!!
大きな声でSEEDオタクだと名乗れないですね…………っと、話が逸れた。
SEED序盤だとアルテミスでのエピソードってナチュラルとコーディネイターの対立や戦況を理解するのに分かりやすいと思うんだけど全カットなんだね?他のシーンでも対立は描写されているから総集編としては支障ないけど、意外だった。
ガルシアの「だが君は裏切り者のコーディネイターだ」って発言があるからこそハルバートン提督の「君のご両親はナチュラルだそうだが?」「どんな夢を託して君をコーディネイターとしたのか」っていうフラットな発言が効いてくる、、、と、思うんだよなァ~!
SEEDはキレッキレの嫌味が飛び交う中でもこの場面は屈指、「裏切り者のコーディネイター」。あまりにも鋭い嫌悪感。これぞSEEDって感じ。
ところでクルーゼ隊のアルテミス攻略はストーリー的にはブリッツのミラージュコロイドお披露目もあったけど、他の戦闘シーンでミラージュコロイドの描写はあった。だからスペエディでは省いたのかな。

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「僕は殺したくなんかないのに」の叫びで終わって『あんなに一緒だったのに』が流れるのは、本当に、本当にキツイ。感情移入しすぎて涙腺が決壊する。自分のメンタルも死ぬ。やってられない。つらい。なんだってこんな 締め付けられるような思いをせねばならんのか。

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物語に入れこみ過ぎると心がしんどいのでホクホクした部分の話する。お嬢様ラクスもお転婆カガリもめちゃくちゃ可愛かった。SEEDってキャラクターがみんな個性的で魅力的。こういうところが好きで沼ったんだよな、まだ10代だった私。
ところでノイマンの操舵技術は新作映画でも見せて欲しいですね。見せつけてやってくれ、不沈艦アークエンジェルの立役者の腕を。艦長の無理を聞いてくれる男の腕を!

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当時すごく大人だと思って見ていたムウもマリューも今の私より歳下なんだよなって思うと心にくるものがある。いや、大人組が年下って何??どういうこと???
待たせすぎなんだよな映画化を。やってくれるだけで大感謝ですけど。待たせすぎではある。待ちくたびれたまである。

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今になって思うけど20代で艦長任せられることになったマリューさんの心労エグそう。大尉ではあるけどおもくそ現場の人だし前線の人じゃないし。艦長クラスって本来ならもっと歳上だよね。
子供の頃だと見えてこなかった(理解できなかった)部分が分かるようになってて、こういうところがガンダムの味わい深さだなと思う。
当時は、性格や人柄で見ていた部分がかなり大きいけど、軍務に就いている人に関しては仕事として言動を見るのも全然違った見方になって面白いよね。
……歳取りたくねえなとも思うけど。

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当時はナタル苦手だったけど彼女の選択ってそれはそれで正しいのよな。軍人としての言動であって、決して冷酷残忍な人ではないのよな。
大人になって、仕事するようになって、ナタルを慮ることができるようになった。
ナタルは指揮官としては適解を出していることが多いんだよなって思わされる。
最適解とは言わないけれど、適解。ナタルの判断と行動でアークエンジェルが沈まなかったのは事実。上官であるマリューと対立したり無視してんのはまあアレだけども。
表面的な「優しい/優しくない」だけでは測れないものもあるよね。ナタルは軍人家系出身だし地球軍に所属する前から「軍人としての立ち居振る舞い」は英才教育受けてるだろうから尚更。

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今になってわかる、と言えば、久しぶりにT.M.RevolutionのZipsしっかり聴いた。
学生の頃すごく好きな曲だった。今聞いてもかっこいい。
歌詞の性的なものを連想させる表現が、キラとフレイの関係に重なってて、今更ようやく挿入歌としてのこの歌詞の意図を理解した。
覚醒したキラの「バーサーカー」と揶揄される戦闘の恐ろしさが曲の疾走感と重なって鳥肌。ストーリーを駆け抜けていくスペエディの中で、ここは好きな演出。

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序盤のラクスってポヤポヤお嬢様って感じだけど、改めて見ると序盤からしっかりと芯のある言動をしているんだよね。
戦局が酷く拡大する前からラクスは「何と戦わねばならないのか、戦争は難しいですわね」って言ってる。本質突いてるんだよなあ。
ラクスの台詞の「アスランが信じて戦うものは何ですか?頂いた勲章ですか?お父様の命令ですか?」はシリーズの中でも屈指の名台詞。
序盤の天然お嬢様な雰囲気とはガラリと空気が変わるけど、それがまた魅力。ただ守られるだけの、か弱い存在ではない。
ラクスに限らずカガリもそうだけど、女性キャラの精神面での強さが作品の魅力のひとつでもある。単純に同性としてかっこいい。

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ラクスの生まれや立場が、キラの思いとは裏腹に、結局“道具”として扱われてしまうんだけれども。キラとしては救命ポッドがあったから救助しただけであって、それはただの優しさであり善意なんだよな。
フレイの思いつきとナタルの立ち回りによって「手札として回収した」みたいに思われてんのが悲しい。
アスランが言う「卑怯な!」ってのは、戦況が芳しくないと人質を突き出す地球軍のやり方に対して言ってるんだろうけど。キラを追いつめている。
ナタルの台詞の「偶発的に救命ポッドを発見し人道的立場から保護したものであるが」がどこまでザフト側からの信用に足りるか…と言えば甚だ疑問なので、キラのことを思うとやりきれないものがある。
キラがアークエンジェルで泣いてるシーンって「アンタ、自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょ!」が引き金だろうけど(あのフレイの台詞がかなりキツく効いていることには違いないとは思う)、アスランからの「そんな卑怯者と共に戦うのがお前の正義か!?」も重なってるよね。
不条理が次々とキラに襲いかかって、全て溢れるトリガーとなったのがフレイの八つ当たりだったんだろうな。キラはもともとフレイに片想いしてたわけだし。
ムウさんに「艦長や副長を非難する権利はねえよ」って一蹴されてるのも重なってる。キラ曇らせが酷いのなんのって。

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(※ ここから『遥かなる暁』鑑賞後)
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つらい。しんどい。嫌ってほど泣いた。
虚空の戦場も映画館で馬鹿みたいに泣いたけど遥かなる暁はもう本当に駄目。(泣かない回なんてなかった)
キラとアスランの戦闘シーンで号泣したし、オーブが焼かれて号泣したし、なんかもうずっと泣いてる。
私はアスランとキラが好きなのでふたりのことなら永遠に泣く。

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(※この日はつらすぎて映画館の近くのカラオケに入って泣き喚きました)(情緒不安定すぎる)
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キラとの決戦後の精神壊れてるアスランカガリが詰めるシーンつらすぎて本当につらい。
本当にしんどいのは事実だし悲しい気持ちなんだけど「親友を殺す話」が大好きなので確かに興奮もしました。(最低)(感情がメチャクチャ)(頭おかしくなる)(もうおかしい)(手遅れ)
キラを殺した直後にカガリに詰められて静かに泣きながらキラを懐かしむアスランさ、、、優しい声で、、、あのシーンヤバい(語彙力)

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つらくなって幼年学校時代のドラマCD聞くと「やっぱり変わってないんだな。昔からそうだ、あいつは。泣き虫で、甘ったれで。優秀なのにいい加減なやつだ。」「知ってるよ、よく。小さい頃からずっと友達だったんだ。」のアスランのセリフがすごく重たくなるので余計辛いです。自分で自分の首を絞めている。
でも私はガンダムSEEDのこういうやりきれないところが好きだ。この耐え難い苦しみがジリジリと身を焼き甚振るのがたまらなく好きだ。

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カガリだってキラがMIAとなって悲しんでるのに、茫然自失としているアスランを見てハウメアの護り石渡すんだから、懐が深くて優しい子だよね。
この後も思いや道に迷って自分の命を軽く扱うアスランに、強くそれでいて優しく背中叩いてくれるじゃん?いい女だよ本当に……。アスランには勿体ないくらいだわ、しっかりしてくださいアスランさん。

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カガリアスランが必要というよりは(カガリほどのいい子なら世の中にいい人は沢山いるし、そうでなくてもカガリは1人でもしっかり立てる強い人)、アスランカガリのそばにいないと生き方を間違えるんだよ。

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キラは物語通してずっと鬱展開なのでいつ闇堕ちしてもおかしくないんだけど、フレイに縋ってラクスが支えてカガリが見守ってアスランと理解しあえたから狂わずに済んだ。誰か一人でも欠けてたらアウト。
そういえばキラって最初の構想だと自爆してジェネシス止めるはず(アスランの立ち位置)だったけど続編決まって殺せなくなったって聞いたことあるな。

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キラの行動原理は「目の前の脅威の排除」でしかないから積極的に戦闘はしないじゃん?軍人になりたいわけではない。後にオーブ軍に籍を置いてもザフト軍に籍を置いても、それは自分の力への責任からそうしているだけで決して軍に所属したい訳では無い。その辺はアスランやシンとだいぶ違うところだよね。

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アスランがただ目の前だけ見て動く人だったらDESTINYであそこまでこじれないよな。
アスランに政治を突きつけるとハツカネズミになるからダメ 誰か手網握ってやって。(出来ればカガリ…)
アスランザフトレッドの中でもトップ成績取るだけあって元々能力が高いのでそれゆえの自負やプライドもあるからあまり強く言える人が身近に居ないよね。それがあの訳分からん半端な行動を許してしまっている側面はあると思う。
母親が生きていて、たまにでも顔を合わせていれば違ったのかもしれない。それを言ってしまえばアスランが軍人になったのは血のバレンタインが理由なんだよなぁ…。そもそも軍人にならずに機械工学とか、他の道に進んでいたかもしれない。タラレバの話をしても仕方ない。

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レノアがコーディネイターの能力の高さについて「器が大きくなっただけ」って教育しててそれをアスランもちゃんと理解しているところがすごく好き。
レノアってそういう人だよね。人種差別の意識がない。パトリックと対称的。

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(※ここから『鳴動の宇宙』鑑賞後)
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正直言って見る前から大号泣なのは分かってたけど……それにしたってな……。
もはや自分が何に泣いているのか分からなくなる。感情移入しすぎなんだと思う。キャラクターの感情なのか自分の感情なのかよく分からないけどバカほど泣いて頭バカになってる。こんなにメンタル引きずられるならガンダムSEEDなんか見なきゃよかったんだ……うわぁ…………

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悲しみが…デカすぎる……(語彙力)

キラとクルーゼの問答でキラは最後まで反論できないし、私たちは2年後また戦争になることを知ってしまっている。あの世でクルーゼが高笑いしている。あまりにもやりきれない。こんなにも人が死んでいるというのに。
舌戦のなかで存在を否定されてもキラが言い返せないの本当にしんどい。
キラの周りにはキラ自身を見てくれる人たちがいるから戦えるけど、精神状態ギリギリすぎる。

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ラクスの台詞「平和を叫びながらその手に銃を取る。それもまた悪しき選択なのかもしれません。」が胸に残る。
これはSEEDの主題だよね。
戦争はどこで終わるのか?敵を撃てば終わるのか?終わらせるために戦争をするのか?
個人的には「答えがすぐに出なくても、考え続けることが、分かり合おうとすることが大事」というテーマなのかな、と受け取っている。

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戦争を止めるために兵器を持ち出す。三隻同盟側が正義とも限らないわけで。フリーダムが、キラが強いから、その言い分が通ってるだけであって。
言ってしまえば核を抑止力だとしている現代と何も違わんだろうっていう。
そんな中、それでもどうにか憎しみの連鎖を止めようという思いで戦場を駆ける。そのシーンで流れるINVOKEは第1クールのオープニングでの感じ方とは全然違う切なさがある。

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C.E.70年代におけるラクス・クラインの与える影響力って1人の女性シンガーにしては大きすぎない?
ヤキン・ドゥーエ攻防戦で前線に出ているザフト兵たちがラクスの声を聞いて「ラクス様!?」って一瞬止まるシーンあるじゃん。自身に影響力があるからこそ、ラクスが人々の憎しみや、広がってしまった戦争を「言葉で解決できる問題」と捉えてる側面もありそう。
三隻同盟にキラの戦闘能力とラクスの言葉が両方あってこそ、停戦に持ち込めたんだと思う。

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推測だけど、パトリックの発言「彼女はアイドルなのだ。頼むぞ、クルーゼ、アスラン。」は解像度が低いが故に“アイドル”という言葉になった感がある。
(あの場面は解像度が云々と言うよりは「偶像」という意味で揶揄している可能性も少なくないけど)
ラクスって単純に「アイドル」とか「歌姫」とかそういう言葉で片付けられないような存在。追悼慰霊団代表を勤める程度には、プラントの人々の拠り所という存在でもあったんだろう。シーゲル・クラインの娘としても戦前から知られていたし。
クルーゼをもって「君の歌は好きだったが」と言わせるまである。
あの世界線ラクスの歌にどれほどの力があったかは分からないけれど、あの歌声に救われた人は少なからずいるんだろうね。

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ところで。カガリといる時のアスランはかっこいい。
あの場面でカガリを抱きしめるアスランさァ~~、なんならそのまま流れでキスするアスランさァ~~!!それ今かァ~~~!?って感じだわ。
こンの…スケコマシムッツリハツカネズミ野郎が!ッハァ~~~ 好きだよ!!!
なんだか悔しいな……

あの男、優柔不断でフラフラしてるけど決める時には決めるからな。

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SEED全話通しての感想になるけど、「フレイがサイに抱きついて頼っている所を優しい目で見ているキラ」とか、「ラクスをザフトに引き渡す時にアスランラクスが並んで話しているのを眩しいものを見るように安心しているキラ」とか、「ラクスがキラと親しげに話しているのを遠くから少し寂しそうに見ているアスラン」とか、、、そういうのが好きだわ。
近いけど届かないところにある大切な宝物。
トリィもそんな存在だったね。

「想いはあるけど伝えるほどじゃない」とか「特別な感情だけど恋愛のそれではない」とか「自分と遠いところでも幸せでいてくれたらそれでいい」みたいな感じがさ……すごく好きだなあ…………。
ストーリーもだけど、そういった表情を描く時の平井久司の絵がすごく好き。エモーショナル。

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アスランラクスの関係好きなんだよね。
恋愛関係にはならないけど強い信頼があるところ、双方に言葉を交わそうという意思があるところ。
婚姻統制故の元婚約者よりも戦友という言葉がしっくりくる。
いつまで経ってもラクスに対して「クライン家のお嬢さん」と話してるって感じの一定の壁みたいなのがあるよね。良家の息子と良家の娘って感じ。品があってよい。かわいい。
アスランは時々圧の強い言い方はするけど乱暴な言葉遣いはしない。崩さない。(~すんじゃねえ、とかは絶対に言わない)
そういうところは育ちの良さを感じる。

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カガリの「逃げるな!生きる方が戦いだ!」にしろキラの「君はまだ死ねない」にしろ、普通に引き止めても言うことを聞かないアスランの止め方をよく分かってる。さすがだわ。

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鳴動の宇宙』は前作ふたつに比べてカットされてる箇所が少ないし、メンデルをしっかりねっとり嫌味なまでにキッチリ描写するのでキラ曇らせが酷い。
コズミック・イラの世界はいつ何度観ても狂ってるな。「目の色が違うわ!」の気持ち悪さ尋常じゃない。

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キラの容姿がヴィアに似ているのは、遺伝子を弄ったのが能力に関することだけなんだろうな。ユーレンがキラの容姿は特に弄らなかった(そういう描写がなかった)ところを見ると、「最高のコーディネイターを作ること」が我が子の幸福になると本気で信じてたんだろうなあ。本当は、私欲故の遺伝子操作ではなく、方向性を間違えただけの良心だった。

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ヤキン・ドゥーエは人死にが多すぎる。
あんな戦局で停戦に持ち込んだのはすごいよ。連合・ザフト間の問題だけでなく、ザフト内も元から対立のあった急進派と穏健派の亀裂が戦局の拡大とともに大きくなってしまった中でまとめあげたカナーバの心労ヤバそう。

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イザークからすると、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で自分たちだけではプラントに降り注ぐ核を全て撃ち落とすことは出来なかった(フリーダムとジャスティスがいたから防げた)という経験があるからこその、DESTINYでアスランに「戻ってこい」の言葉が出るんだと思うと、その重みが増す。
イザークは何かとアスランに突っかかるけどもライバル視してた時から「奴なら大丈夫さ」と言ってるし実力に対する信頼はあるんだよね。
イザークはストーリーが進むごとに関智一さんの熱演で制作陣がキャラクターを変えたから序盤とギャップがあるのは致し方ない)

 

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(※ここからDESTINYです。『砕かれた世界』鑑賞後)
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SEED序盤のキラが戦争に否応なしに巻き込まれていく過程と、DESTINY序盤でアスランユニウスセブン粉砕に出て「ザフトアスラン・ザラ」でいることを強いられる過程がそっくりだなって思った。
DESTINYはシンが主人公だけど、アスランは物語全体の大きな流れに翻弄されていく。SEEDでキラが巻き込まれたことをDESTINYではアスランで描いているんだろうなあ。
キラたちアークエンジェル側の正義もわかるし、シンの境遇や心情も理解出来る、という立場のアスランから戦争を見るからこそ面白くなる部分がある。
スペシャルエディションでこの辺は上手く再構築されていて良い。

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冒頭でアスランが聖書の一節を読む演出、考えさせられる。ここは好きな演出です。
シンでもキラでもなく、アスラン。そして読んでいるのは創世記。創世記=ジェネシス。彼の父が、パトリックが撃った大量殺戮兵器の名もまた、ジェネシス

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遺伝子操作が善悪の知識の木の実だということなのか、ジョージ・グレンはアダムなのか。それともスーパーコーディネイターのキラがアダムとなるのか。受け取り方も様々考えられる。

蛇と善悪の知識の木に関するあの一節は、アダムとイブが蛇(=サタン)に唆されて楽園を追放され、その後の「人」は不完全なものとなった…って話だけど。コーディネイターという種の発生によって争いが争いを呼ぶ世界へと変わってしまった、コズミック・イラ世界そのものをも、示唆しているかもしれない。

「アダムとイブ」を軸に考えると「キラとラクス」になる、とも言える。となると修復して隠匿されていたストライクフリーダムこそが「善悪の知識の木の実」。
それを食べると目が開け善悪を知るものとなる……戦争に苦しめられたキラが、フリーダムに乗ることでパイロットとして戦場でまた生きなければならない……。ラクス視点での葛藤や苦しみが浮き彫りになる、この捉え方もあり。

私は思考力ないので考察得意な人に任せよー。学も無いし。聖書読んだことはあるけど、それだけ。
私は考察はしないで感想垂れ流すだけですね。たのしいよ。

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ユニウスセブン破砕活動中のアスランイザークディアッカの共闘シーンは胸が熱い。
あの場面、シンが「あれがヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ」って呆然とするカットが入るのもいい。
シンは赤服来てる時点でアカデミーではトップエリートだし、新造艦ミネルバのエースパイロットで新型モビルスーツ操縦するんだから実力は相当なんだよね。

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アスランカガリの指輪のシーンについて。
両想いで2年待ってるの、アスランにしては気が長い。カガリの立場が落ち着くまで待ってるんだろうな。
まだ世界情勢が安定しない中で「ナチュラルを殲滅しようとしたザラ議長の息子」と「身を呈してオーブを守ったウズミの娘であり現在の国家元首」が結ばれるのは世間が許してくれない。
感情だけで言えば、アスランなら突っ走りかねないと思う。だから彼にしてはよく待てるなと思う。それだけカガリを大切にしてるのが分かる。
まあ、暴走した結果が指輪なんだろうけど。

SEEDって、作品通して「コーディネイターナチュラルの対立」を描いているのに「コーディネイターナチュラルの恋」があまり描かれないの不自然にすら見える。メタ的な見方をすると、アスランカガリって象徴となりうるふたりだと思う。
新作映画どうなるんだろうか……。

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ザクでのアスランの戦闘シーン見てるとバランス良く立ち回るから「エリート軍人」って感じビシビシ伝わる。
セイバー乗っちゃうとちょっとアレだけど。笑

アスランは、キラのいわゆる喧嘩殺法とは全然違う戦闘スタイルだよね。
キラは神回避しながら一気に距離詰めて敵の武器削いでいくけど、アスランは盾で受けたり飛び道具で牽制してから確実に仕留めるって感じ?…表現があってるか微妙。
アスランが軍人らしい戦闘スタイルって言うよりはキラがおかしいんだけどさ。
キラの場合はアークエンジェルでMSでまともに戦えるのが自分しかいないっていうワンマン陣営での現場叩き上げみたいなもんだからな。
それはそれとして、アスランアスランでエリート軍人の中でも更に上澄みって感じする。
アスランって射撃よりゴリゴリの格闘してくるイメージなんだけど(それこそ隠者に脚サーベル付けられる程度には)、射撃も的確なんだよね。

本当にセイバーはなんだったんだ。セイバーが可哀想だろ。

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アスランがオーブからザフトへ復隊した事については、表面上だけ見ると「何やってんだこいつ」って思う。けど、そもそもアスランの意識としては、プラントと地球が対立しない安定した世界を求めていて、どちらかがより大事という訳では無いけれど、それでも根底には「プラントを守りたい」ってのがあると思うんだよね。
宇宙育ちのコーディネイターだからね。

アスランは月育ちだけど出身はプラントだし両親もコーディネイターだし、プラントが故郷なんだよね。
そういう人がオーブにいるのは個人の感情として「カガリを守りたい」が大きな理由であって、アスランの気持ちがオーブという「国家」に向いているというわけではない。

そういうことを前提として考えると、DESTINYの序盤も序盤、カガリがお忍びでプラント入りしてデュランダル議長との対談で初めから嫌味の混じった喧嘩腰で切り出して、アスランが驚くじゃん。
あれってカガリの態度が外交として悪手なのもあるだろうけど、ザフトに強く当たるカガリに驚いてる感じする。
軽率に笑えない冗談が出てしまったミネルバクルーに対してカガリが「やはりそういう考えなのか!お前たちザフトは!」って怒鳴ったのが、アスランに追い討ちかけてる。「やはり」がキツいよね。
カガリがオーブ首長として戦後の対応等の激務で追い詰められているからか、どうしてもザフトに対して選民主義者の集まりみたいに思ってる節がある。でも、隣のアスランは元ザフトレッドだぜ…。
アスランカガリはお互いの立場を理解しあえる関係にあるけど、それでいて、やはりどこかで無人島での初対面の時みたいなコーディネイターナチュラルの平行線が続いてしまっているような感覚もある。

アスランって感情としてはカガリのこと好きだけど、思想についてはカガリの言うことを理解は出来てもアスランにも大切なものがあってそこは分かり合えないんだろうよ。だからこそのふたりが共に生きることの意味があるんだよな。

カガリのそばで支えたいけど自分には護衛くらいしかできず、政治的なカガリの隣にはユウナが居る。
アスランは元々プライド高い性格してるし、あの立ち位置はストレス溜まるだろうな。

だからつって議長の口車に乗せられてザフト復隊しちゃうのは、視聴者からすれば「いや何やってんだよ、カガリのそばに居てやれよ」ってなるんだよねぇ……。

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アスランデュランダルの元を訪れたのは、かつてデュランダルが戦後の軍事裁判でイザークディアッカを初めとする戦争に駆り出された若い兵士たちの戦時中での過ちを庇ったことに起因していると思う。
もちろんブレイク・ザ・ワールドの主犯テロリストの呪いの言葉があったから「何かしなければ」という焦燥感に駆られた、というのが一番の理由だろうけど。その時にデュランダルを訪ねるという選択を取ったのは話が通じる人物だと思ってのこと。
イザークが民間人乗せたシャトル撃ち落としたのは(民間人と知らずとも脱出用シャトルを撃っている時点で)戦争犯罪で、極刑になるはずだったのをデュランダルが止めてるんだよね。
墓参りのシーン見るとイザークに言われてから知ったみたいに見えなくもないけど、プラントでそれだけの動きがあってアスランがそれを知らない方が不自然なので、軍事裁判の内実までは知らなくとも、デュランダルを信用してプラントに行ってるはず。
たとえデュランダルが偽ラクスを仕立てあげていると知ったとしても……。

アスランは、今のラクスがキラを支えるためにキラの隣にいて、キラのために隠遁してるのを知っているから彼女が表舞台に出れないのを理解してる。
だから「ラクス・クラインの言葉が必要」で「そのためにミーアにラクスを演じさせている」と言われればそういうもんかって思っちゃう。

まあ何にせよプラント行ってきてもいいけど復隊するなら連絡しなさいよって話ではある。笑

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※ここから『それぞれの剣』鑑賞後
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私はどうしてもアスランの目線で情勢を考えてしまうので当然としてアスランの言い分は分かるし、キラの言い分もわかるし、若さから来るシンの正義感もわかる。
だけど、どいつもこいつも聞く耳持たねえ。でもだのだってだのどうにかなんねえのかこいつら!?どうにもなんねえな。
大人がいねえんだよな、導けるだけの経験を積んだまともな大人が。
ていうかまともな大人は死んでくんだわ!若いパイロットなまじっか強いもんだから半端に影響力があるんだわ!
アスランは迷ってるくせに語気が強いから反感買うんだよな。

かく言う私もコズミック・イラのやりきれなさにイライラして語気が強い。反省。

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シンの跳ねっ返りがサイコーだ。
シンって、個性が立っていてすごく魅力的なキャラクターなのに、制作陣が詰め詰めのスケジュールの中でシンの存在を持て余している感じがする。
もったいない。主人公なのに!

DESTINYが三軸主人公ではなくてちゃんと最後まで一貫してシンを主人公として扱ってあげればこうまで扱き下ろされることもなかっただろうにな。

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DESTINYって、シンやルナたち新キャラのキャラ立ちハッキリしててみんないい子たちなだけに、それを活かしきれてない感じが勿体ない。
あとは敵役が劣化版ってのが残念。
SEEDは分かりやすくてよかった。
三馬鹿といいアズラエルといいクルーゼといい、敵がいいキャラしてるのって作品の魅力になるよね。

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(※ここから『運命の業火』鑑賞後)
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アスランザフト脱走するエピソードは前後も含めてはすごく好きで何度も見てる。「アスラン脱走」の話が特に好きなんだけど、その次の回の「雷鳴の闇」まで見るとしんどくなるからいつも「アスラン脱走」しか見ないんですよ。
だけどスペエディは作中のしんどい部分だけ切り取って繋げてくるからもう本当にとにかくつらい。

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ミーアが「私はラクス!ラクスがいい!」ってアスランの手を取らなかった時に、無理やりにでも連れていかなかったのが、アスランの中途半端な優しさというか……。アスランなら気絶させて連行するくらいは朝飯前にできるはずなのでそこで半端に情けをかけなきゃミーアは死なずに済んだかもしれない。あの場面は優しさってのもあるけど状況判断でミーアを切り捨てざるを得ないと判断した軍人らしさも含まれていて、そういう状況になったら切り替えて冷酷とも取れる行動をするところが、良くも悪くもアスランらしいよね。

 

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撃墜されたグフから拾われたアスランが目を覚ますシーン。
テレビシリーズではキラだけだったけど、スペエディだとキラとカガリがいて、アスランカガリを見て安心したように目を閉じるの好き。
スペエディの中でもすごくいい書き直しだと思う。

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(※ここから『自由の代償』鑑賞後)
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コズミック・イラの世界観って本ッッッ当にクソだと思う。倫理も何もあったもんじゃない。
もういやだこんなのは。
嫌だと言いながら何度も見るんだぜどうせ……もう疲れたな……。
見てつらくてつらくてとても幸せになれない、けど狂おしいほど好き、パラドックス

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歌が好きでただ純粋なミーアが私は大好きだよ…………!!(大号泣)

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以上!


残せそうなものだけ抜粋したらDESTINY終盤の感想ほぼなかった。
そもそも言語化するの難しい。無理。

スペシャルエディションHDリマスター版は、合計で29回観に行けました。
しっかりじっくり観た!

劇場版ますます楽しみです。