かめぶろぐ

毒にも薬にもならないことなど

所有欲は私を幸せにしてはくれない

こんばんは。

物が多い暮らしから脱却したいオタクのかめです。

 

 

「スッキリと暮らす」をテーマに掲げて

もう随分と物を捨てました。

 

未だに、捨てることに抵抗を抱く時もあるし、

不要だとわかっていても捨てられない物も

大量にあります。

 

何せ、私は持ち物が多すぎるんですね。

今年はとにかく捨てる年にしたいです。

 

要不要を考える時に、

代用のきくものは比較的捨てやすいです。

大量に持っていたカラーペンも、

黒一色あれば事足ります。

ノートをつけていた学生の頃でさえ

黒・赤・青くらいしか使わなかったような気がします。

 

 

書籍も多く持っていましたが、

思い切って手放しました。

紙に印刷された本でなくても、

電子書籍で読めるんですよね。

それに気づけば案外容易く手放すことが出来ました。

 

まだ読み切っていない本や

中には1度も開いていない本もありましたが、

買ってから今まで読まなかったということは

この先読むこともないだろう、と思い

ブックオフで全て売りました。

 

 

私が本を買う時は

「読みたい」よりも「持ちたい」が

強いのだと実感しました。

自己表現のひとつなのかもしれません。

 

 

 

ところで、私はオタクですが、

人生で一番好きになったアニメは

機動戦士ガンダムSEED』です。

 

 

ガンダムSEEDはファンも多ければ

アンチも多い作品です。

 

昔は、アンチの人達の主張が

気になって気になって仕方ありませんでした。

嫌な気持ちになると分かっているのに

わざわざアンチスレを見ていました。

 

アンチの主張に、

少しは理解したフリをして

「妄信的にこの作品が好きなわけじゃない」

と思いたかったんです。

 

中でも私が気にしていた主張に

「SEEDオタクは他のガンダムを知らないにわか」

というものがありました。

 

私は馬鹿にされた気がして、

「オタクなら他のガンダムシリーズも見なきゃいけない」

という義務感からファーストガンダムを見ました。

その後、第08MS小隊、Z、ZZ、と見ましたが

興味があって見始めた訳では無いので

途中で見なくなってしまいました。

 

「見なきゃ」という義務感に疲れてしまっても、

私の中に

「馬鹿ににされたくない」

という気持ちは残ったままです。

 

そんな状態で本屋に入り

「買っておくべきか」と

THE ORIGINをまとめて買いました。

 

そして何の言い訳なのか、

SEEDのコミックスと一緒に所有していました。

 

私は親に漫画を規制されていましたし、

家に人を呼んではいけないと言われてきたので

結局、私の持つ漫画のコレクションは

他人の目に触れることはありませんでした。

 

 

自分で勝手にアンチの意見を取り込んで、

勝手に反抗して、物を持つことで言い訳を重ねていました。

 

「好きなものは好きなんだからそれだけでいい」

とは、到底思えませんでした。

 

 

一生懸命集めていた漫画は

もう手元には1冊もありません。

 

どうしてもまた読みたいものは

電子書籍で買い直しました。

 

 

 

物で幸せになれるわけではないし、

物が不幸を消し去ってくれる訳でもない。

 

今まで随分と物を所有することに

お金と時間と労力をかけてきましたが、

「持たない」ことで得られる豊かさがあることに

漸く気づくことが出来ました。

 

 

未だに捨てられない本があります。

画集や写真集などの大判のものです。

 

何でもかんでも手放すのではなく、

本当に好きなものだけ残して

好きなもの「だけ」に囲まれた暮らしがしたい。

 

そんな風に感じている、今日この頃です。