かめぶろぐ

毒にも薬にもならないことなど

ためこみ症の葛藤 - 推しの印刷された空き箱はゴミなのか

こんにちは。収集癖のあるオタク、かめです。

 

「ためこみ症」をご存知ですか?

私にはこの「ためこみ症」の気質があるのですが、

我が家では「もったいない病」と呼んでいました。

 

ためこみ症は、多くの人にとって不要で価値のない物を大量にためこみ、手放すことができない障害です。もっともよくためこむ物は新聞、雑誌、古い服、かばん、本、郵便物、書類ですが、ほかのどんなものでも対象になり得ます。


ハートクリニック|こころのはなし

 

かつては汚部屋で暮らしていた私。

今年に入ってから「自分の部屋で推しを表現したい」と

インテリアにこだわるようになりました。

 

初めのうちは、かっこいい雑貨やフォトフレームなどを集めていたのですが、

物が増えて雑然とした部屋は

「なんだかスッキリしない……」と

モヤモヤした印象に。

 

インテリア本や整理術、ミニマリストの方々の著書を参考に

「スッキリとした部屋」を目指しています。

 

休日なので、普段より時間をかけて

持ち物の整理をしました。

今日は「とりあえず置き場」と化している

ロフトに上がって、捨てられる物を探すことに。

 

 

出るわ出るわ、ゴミの山。

 

昔好きだったアニメのキャラ色紙や

一時期ハマっていたプロバスケの応援グッズ。

今は読んでいない雑誌のバックナンバー。

 

ゴミといっても当時は「気に入って買っているもの」なので

それぞれの物に愛着があります。

 

ですが、無くても困らないですし

紛失したり盗まれたりしても、また買おうとは思わない物。

そんな物ばかり溜め込んでいるので

手放すのに強く抵抗を感じる物だけ残して

大半を捨てることにしました。

 

決めきれないものは、

後々の自分に判断を任せたいと思います。

 

今は抵抗を感じても、

捨てることにだんだん慣れてきて

必要/不必要の判断が楽に出来るようになるはず。

 

 

今きっぱりと「要らない」と言えるものは

「とりあえず持っておく」ではなく

「潔く手放す」に思考をシフトチェンジ。

 

 

さて、ここでネックとなるのが、ためこみ症の気質です。

「要らないはずだけどゴミとも思えない」物も出てきます。

 

私の場合はこれ↓でした。


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森永製菓のダースとヒプノシスマイクがコラボした時の空き箱です。

 

チョコレートの空き箱、要らないに決まってます。

缶ならまだしも、紙です。

頭では分かってるんですが……。

 

ヒプノシスマイクは私の中で今まさに旬ジャンルなので、

「捨てたくない」という気持ちが強いです。

 

結論から言うと、捨てました!

(たたんで古紙リサイクルの紙袋にまとめてポイ)

 

私の収集癖が遺憾無く発揮され、

全てのパッケージが揃っています。

推しのパッケージに関しては4つありました……。

 

数が少ないので捨てるのにまだ抵抗少なかった方だと思います。

これがもし、100個200個と集めていたら……

「もったいない」という気持ちが顔を出して

さらに抵抗があったはずです。

 

この10個の空き箱を捨てることでさえ、

結構な苦痛が伴いました。

もったいないので並べて写真を撮ることで

手元にあるという感覚だけは残しておきました。

 

空き箱を潰しながら、推しに対して

「ごめんね……ほんとに……ごめんなさい……」

と言いながら捨てました。

 

しかし、何箱か潰したところで

「推しは私がチョコの空き箱を溜め込んでいることを喜びはしないだろうな」と思ったのです。

 

私は夢女子ではないので

「推しに好かれたい」とかはないのですが

推しの印刷されたもので私の部屋が汚部屋になるのは

何か強烈な違和感があります。

 

推しの物を持つなら大切にしないと、

それはもはや「推し」ではないのでは?

とすら思います。

 

この感覚が突然降ってきて、

それまで感じていた強い抵抗感が一瞬で消えました。

 

「大切にできるものだけを持つ」

この感覚は、推しグッズだけでなく

全ての物に共通して言えることかもしれません。

 

 

これからは、「捨てたくない」と思ったら

その捨てたくない物を「ちゃんと大切にできるか」と

自分に問いかけてみようと思います。